こんにちは。
事務局の櫻井正則が担当します、第137回目の事務局通信。
最後までご一読頂ければ幸いです。
※事務局通信は、
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「 夢と現実の狭間 」
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果たしてこれは妄想なのか、それとも現実なのか?
母の介護をする日々の中で、
脳梗塞で倒れたのだから、記憶があいまいで、
「あれが無くなったから、誰かが取っていってしまった。」
などというのはしょっちゅうで、
ある時はひとりで散歩に行ったと思ったら、
今日一体誰が来るの?
ほとほと困ることが日常です。
そんなある日一緒に買い物に行って、
「そんな人はどこに居るの?」
と、疑っている私は困り果ててしまいましたが、
このままではお店にも迷惑が掛かってしまいますので、
そこは大きなお屋敷で、入るのに勇気がいりましたが、
その時私はハッとしました。
母の記憶はもうダメなんだと頭ごなしに決めつけていた私には、
自宅に戻り書類を調べてみると、
母は、
その感謝の気持ちは、
その恩義をすっかり忘れていたのは、私の方でした。
早速次の日に母と、本来の「石井」
するとまたもや母は、
母曰く、
「私は将来喫茶店をやりたいと思っている。
と切り出したのです。
私は唖然としてしまいました。
91歳で脳梗塞で倒れて、未だに記憶が曖昧な母が、
「あそこの手前のスペースには、テーブルを置いて、
もう、私に入り込む余地はありません。
母にとって夢と現実の狭間はなく、夢を叶えるという、
やはり母には勝てません…。
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キャリアチェンジサロン運営事務局
櫻井 正則(さくらい まさのり)
20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。
30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。
6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。
50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。
2020年12月に60歳で職場を定年退職。
2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。
その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。
現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。
雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得
■NPO法人Leavess of Grass
法人URL:https://my125p.com/l/m/FcQVZs1mpXOKeT
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