【ハイブリッドサラリーマン】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.181

こんにちは。第181回目の事務局通信は

キャリアチェンジサロン代表の

田中勇一が担当します。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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「ハイブリッドサラリーマン」

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今回、皆様に紹介するのは、

転職でも独立でもない新しい働き方。

名付けてハイブリッドサラリーマン。

会社に勤めながらにして社会貢献事業

にも取り組む働き方です。

このハイブリッドサラリーマンを

実践するのは、Tさん。

大手広告代理店に勤務するTさんは、

大ヒット映画のプロデューサーとして

も活躍。

はたから見ても輝かしいキャリアを

歩んでいるようにみえます。

しかし、

「時間が掛かる」「市場が小さい」

「組織で対応できない」など、

自分が企画した社会事業が、内容は

評価されながらも、大企業では

実現できない、というジレンマを

感じるようになっていました。

ならばそれを会社員とは異なる形態で

実現しようと思い立ちます。

かねてより目を付けていたのは

ストリートアート。

日本では “落書き” のイメージが強い。

しかし、バックパッカーとして世界中を

旅したTさんは、

ストリートアートが子どもたちの身近な

芸術として日常に根付いている国が

たくさんあることを知っていました。

巨大な壁に創意工夫を凝らして描かれた

作品には、ワクワクと感動、

さらには、細部まで手を抜かない作り手

のこだわりがあります。

日本でも完成度の高いストリートアート

が広がれば、日々の生活が豊かになるし、

アーティストを目指す人たちに

活躍の機会を与えることにもなります。

早速、行動に移すも現実は厳しい。

この世界、知れば知るほどリスクが高く

難しいものであることがわかりました。

Tさんが、あきらめかけていた頃、

ストリートアート事業をNPO法人で

展開するプランを思いつきます。

NPO法人なら、これまで培ってきた人脈

を活かせるだけでなく、

官庁や自治体など公的機関も巻き込む

ことができます。

このプランは、

『ソーシャルビジネスグランプリ』で

見事グランプリを受賞。

その後、勤務先の許可のもと、

NPO法人を設立。

何と宮下公園の工事中の壁全面が物語

となるアートを描くことになりました。

同じ志のメンバーと一流のアーティスト

を巻き込み、ボランティアの美大生や

クラウドファンディング支援者も得て、

巨大ストリートアートが完成。

近くを歩く人々にちょっとした幸せ感を

提供していました。

Tさんのような働き方を実践する

「ハイブリッドサラリーマン」が、

今後も増えてきて欲しいと思ってます。