第15回目の事務局通信はキャリアチェンジサロン事務局の扇谷(おうぎや)が担当します。
※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方にキャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。
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悪いことは、実は良いこと
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みなさんは、思い出したくないことありますか?
私は、ずっと思い出したくない出来事がありました。
それは自分から避けて、お世話になった人と会えなくなったこと。
ずっと思い出さないようにしてきました。
25年前。
高校中退した私は、役者を目指すため小さな劇団に入りました。
2年頑張ったが、チケットのノルマや厳しい稽古が辛く、とうとう限界がきて「劇団を辞めたい」と座長に言いました。
座長は、辞めるならお金を払え、とお金の請求をしてきました。
高額の請求は18歳の私には恐怖になり、支払いはしないと言い、対話をせず拒絶。
電話が来ても無視、家まで来ても居留守。
外に出たら座長と会うんじゃないか、と恐怖で外に出るのが怖くなり、半年くらい家に引きこもっていました。
その後、母や友人の支えもあり社会復帰。
就職、結婚、出産、転職、と25年が経ち、気づけば座長のことを忘れていました。
なぜ、今、25年前の出来事を思い出したか。
それは、同じことを体験したからです。
仲の良かった友人に、良かれと思ってしたことが誤解され、恨まれて嫌われました。
誤解をしていると伝えたくとも友人は私を恨み、もう連絡をしないで
と言われました。
誤解を解くことが出来ずに、友人に恨まれたことが本当に哀しく、
先輩に相談すると、
思いどおりにならないことはみんな背負っているもの。
友人のことを想っていれば、必ず思いは伝わり解決できる日が来る。
と励ましてくれました。
ハッと気づきました。
25年前の自分と同じだ。
私は悪くない。私は正しい。
正しいと認めてもらえず「座長は悪い人」
としていた。
本当は座長は私を想ってくれていることもわかっていました。
でも、嫌な自分を見たくなく、会いたくないと避けているのだと。
友人に恨まれた出来事のおかげで嫌な自分を認めることが出来て、
座長に対して感謝の気持ちが湧いてきました。
そして、さらに深く思い返すと、見えなかったもうひとつの事実に気づきました。
悪い出来事の中にも
【良いこと】
があるということ。
当時、恐怖で外に出られず、引きこもり生活となったことで、精神と体力に限界が来ていても辞めることが出来なかった夜のバイトを断ち切ることが出来たこと。
その後、人の紹介で、たまたま18歳の若手が欲しいという東京都の外郭団体の話をもらい、中卒の学歴にも関わらず就職することが出来たこと。
自分では想像していなかったキャリアチェンジをすることが出来ました。
人生は後悔もあり、哀しいこともあるけれど、同時に良いこともある。
♪人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は
優しくまつ毛に憩う(いこう)
人生って不思議なものですね
愛燦燦(あいさんさん)By美空ひばり
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キャリアチェンジサロン運営事務局
キャリアチェンジプランナー
扇谷麻子(おうぎやあさこ)
荒川区出身の下町で、もんじゃと駄菓子で
育つ。20歳で結婚、出産を経てからキャ
リアを歩む。一児の母として、外郭団体で
の総務人事の業務を経て、新銀行立ち上げ
の人事部に入行。人事企画、業務フロー
構築、採用、労務、制度、正社員から派遣
社員の大規模採用に携わる。2007年、
リソウル株式会社の立ち上げから参画し、
大手企業の人事採用コンサルティング事業、
人材紹介事業、約5000名の転職をテーマと
したキャリアカウンセリングを担う。
2010年、社会起業大学設立時から運営事務
局として起業や副業・社会活動を目指す社会
人のスタート支援に関わる。
仕事を通して社会に貢献するだけではなく、
人生まるごと、本当にやりたいことを追求し
ていきたい思いに至り、2020年、ずっとあこ
がれていた鎌倉に移住。食生活と仕事&生活
リズムを変えて3か月で10キロ痩せた実績
を持つ。
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自分の力を活かしたビジネスを
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