【現場の醍醐味】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.143

Date

2023.11.22

こんにちは。

事務局の櫻井正則が担当します、第143回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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「　現場の醍醐味　」

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最近大成建設の代表取締役社長である相川善郎氏のインタビュー記事に触れる機会がありました。

相川社長いわく、創業150年のこの会社は、「自由闊達・価値創造・伝統進化」を「大成スピリット」として大切にしてきたと語っておられます。

そうしたマインドで日本中、世界中で「地図に残る仕事。」を手掛けてきた会社に相川氏が入社したのは、1980年。

子どもの頃から建物が好きで、大学でも建築を専攻し、卒業後の進路では研究や設計などの道も考えたそうですが、大学の先輩から「現場が面白いぞ」とアドバイスされ、現場技術者の道を志し、大成建設への入社を決めたそうです。

そして心に決めた通りに、25年間現場監督を務めあげました。

現場で、そこにいる人たちと思いや考えを共有していくには、やはり、顔と顔を合わせて語り合う事が大事だと痛感したと仰っています。

それは社長になった今でも、現場の声を聞くためのコミュニケーションを心がけ、可能な限り、自分で現場に赴いて、会社のビジョンなどを説明するという行動に活かされているそうです。

現場と言えば、筆者も映像業界にいるときは、現場いることが本当に楽しかったのを覚えております。

毎日が早くから遅くまでの撮影現場でしたが、若かったこともあって、日々勉強で、スタッフが飲んだ茶碗を洗ったり、弁当を買い出しするといった雑用までも、ウキウキしながらやっておりました。

目の前で繰り広げられる、ベテランの男優さんや女優さんの迫真の演技。

駆け出しの女優さんが、泣く芝居ができなくて監督に怒られながら、それでも泣けなくて、仕方なくメイクさんが涙腺を針で刺激して涙を出させたりと、テレビで見るだけの華やかさとは全く裏腹の過酷な世界ではありましたが、そこには、良いものを作りたいという全員のエネルギーが渦巻いていたのを、今でも忘れることができません。

オンラインで現場に集まらなくても仕事ができる良い時代にはなり、筆者自身もその恩恵に与っているわけであります。

しかしその場の熱量や、針一本でも落としたら音が響いてしまうような、緊張感のある空気を感じられるリアルな現場の醍醐味は、まさに、「現場が面白いぞ」と言う言葉通り、筆者にとってもかけがえのない経験だったと思います。

今更地図に残るような仕事はできないと思いますが、歴史に残るような人を作る仕事のお手伝いなら、もしかするとできるかも知れませんね。

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井正則（さくらいまさのり）