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【常にインサイドアウトの視点で】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.22

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第22回目の事務局通信はキャリアチェンジカウンセラーの山口桃子が担当します。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方にキャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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インサイドアウトとは

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最近、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を題材にした研修に参加していました。

研修終了後も、一番意識しているのは「インサイドアウト」という概念です。

 

皆さまは何か物事が上手くいかなかったときついつい「自分以外の○○のせいだ」と考えてしまったことありませんか?

 

例えばビジネスシーンだと・・・

・業績が上がらないのはコロナの影響だ

・営業成績が悪いのは商品開発チームがお客様のことを全然わかっていないからだ

・給与が上がらないのは会社の評価制度が変わって、それがいまいちなせいだ

・仕事が楽しくないことは上司との相性や会社の組織風土が合っていないからだ

といったことがあげられます。

 

インサイドアウトとは、組織や人間関係に良い影響を与えたいとき、スタート地点は全て自分自身であるという考え方です。

個人が変わることによって、人間関係が変わり、人間関係が変わることによって組織が変わっていくという内側から外側に働きかけていくアプローチです。

 

一方でアウトサイドインとは、外部環境の変化によって個人に影響を与えようとするアプローチです。例えば、組織ビジ

ョンを掲げてトップダウンで落とし込んでいくことや、業績を上げるために人員配置を変えることなどです。

 

組織変革においてはどちらも必要ですが、組織やチーム、コミュニケーションの本質的な問題解決をはかるためには、インサイドアウトのアプローチが必要不可欠だと言われています。

 

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インサイドアウトを実践するとは

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ではこのインサイドアウトをどうやって日常生活に落とし込んで実践していけるのでしょうか。

 

実践するとは、自分自身が何かを始める、何かを変える事によって周りの人間関係や組織に良い影響を及ぼそうとすることです。

 

個人が変わるとは、自分自身の信頼性を高めることです。信頼性を高めるとは、その人の人格や能力・スキルをバランスよく高める必要があります。

前回の事務局通信vol.21『私が宇宙旅行に行く方法』も自分な身近な人を幸せにしていくことで宇宙規模、地球規模の影響力を及ぼそうとしているインサイドアウトのアプローチだなぁと思いました。

ビジネスの事例とは違いますが私自身のお話をしますと、ずっと自分の望みだった「家族」ができて幸せなはずなのに、毎日気分が優れず心も身体もボロボロになっている時期がありました。息子の癇癪がひどく、家の空気がめちゃくちゃ悪かった時期です。

私も息子に対して、「なぜ今、○○できないのか(ex.お風呂に入らないのか、着替えないのか)…」というコントロールできないことのフラストレーションが募っていました。

「もっと扱いやすい子だった。こんな子じゃなかった」

「もっとロボットみたいに動いてくれればいいのに」

と本気で思っていました。

 

助けを求めるように本屋の育児本コーナーへ行き、ふと目にした「こどもは今ここを大切に生きている」という言葉と、同時期にこのインサイドアウトの考え方に出会いました。

それから、「大人が先を読んで都合の良いように効率性を考えて動かそうとしていたんだな」「息子をコントロールしようとするのではなく、相手のありのままを受け入れてみよう」と決めました。

そもそも、のんびり屋でマイペースな気質なことを受け入れることにしました。そして、彼がやりたいことを遮らない、邪魔しない。すると、時間はかかりますが自然と満足して次の行動に移ろうとすることがわかりました。

ガミガミ言わなくてよくなるので、肩の力が抜けて、自分が楽になり、勝手に幸福度が上がっていきました。

癇癪に関しては半年くらい悩まされましたが息子はのびのびと自分のやりたいことをやるようになったり、TVは自分で決めたタイミングで消せるような主体性も身に着いたように思います。

最近は、旦那とのコミュニケーションで、「あれ最近優しくされてないな」と感じたらまずは自分が朝食のオムレツにケチャップで「ハート」を描いてみるなんていう、小さなインサイドアウトも実践してみました!

すると、一緒にお酒のアテとして楽しめるおつまみを買って帰ってきてくれたりしました!(拍手)

 

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常にインサイドアウトの視点で

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このようにインサイドアウトを常に頭の片隅に置くように心がけています。

プライベートよりのお話になりましたが、キャリアを築く中でも、外部環境の変化によって、もしくは会社からのアウトサイドインのアプローチによって、自分が不本意な状況や結果になることもあるかもしれません。

でも、自分の今の環境を変えたいと本気で思うなら、誰かのせいにしていては何も変わりません。自分の理想のキャリアを築きたいなら、ぜひインサイドアウトの視点で行動を起こしましょう!

 

さて、東京オリンピック2020が始まりました!

まさに誰でもない自分と向き合い続け、自分を高め続けている、一流のアスリートたちに刺激をもらいながら、私たちも自分なりのインサイドアウトを日々実践していきたいですね。

がんばれニッポン!!!

 

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キャリアチェンジサロン
キャリアチェンジカウンセラー
山口桃子

大学卒業後、大手機械メーカーの営業会社に入社。首都圏の新規開拓部署にて、ソリューション型のシステム営業に従事。20代半ばに社会起業家を育成するビジネススクール「社会起業大学」に入学。「人の挑戦・成長を支援すること」をキャリアの軸とすることを決意し、起業・転職支援サービスを行う会社に転職。その後、ジュエリーのリユース・リフォーム事業を行うベンチャー企業の人事部に転職。6年半、採用から研修の企画・運営、評価制度運用まで一貫して携わる。また、店長・SVを兼任し、現場目線での教育・マネジメントを実践。それらの経験から、独自のスキルマップを構築し、店舗スタッフの評価制度及び育成システムとして社内に導入・定着させた実績をもつ。2019年から株式会社AMBヒトラボを設立。代表取締役として、リユース・ジュエリー業界に特化した転職支援・スキルアップ支援に取り組んでいる。

国家資格キャリアコンサルタント。プライベートは2児の母。

 

■ジュエリー、リサイクル・リユース業界専門の転職・キャリア支援サイト『Re:転職』

 

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