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【飢えた目】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.96

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事務局の櫻井正則が担当します、第96回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方に毎週水曜日、キャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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「 飢えた目 」

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今年最後の事務局通信。

1年間も稚拙な文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

自分の経験がまだまだだという事は良く分かっておりますが、こうして皆様に発信させて頂くことで、自らも今の自分を律し、少しでも良いものをお届けしようと襟を正せることは、有難い事だと思っております。

引き続き明年も身を引き締めて精進してまいりますので、お時間あります時に気軽な感じでお読みいただければ幸いです。

様々に忙しい年末。

心の糧に少しは美味しいものでも食べたいと思うのは、私だけではないと思います。

ましてや予約しても1年待ちの様な、これまで味わったことのない食事を提供してくれるレストランで、自分に「1年お疲れ様。」と言ってみたい!!

そんなお店が四谷駅から程近くにある「オテル・ドゥ・ミクニ」。

日本のフランス料理の第1人者、三國清三オーナーシェフの店。

もちろんまだ一度も味わったことがありません(笑)

その三國氏が、「三流シェフ」と言う自伝を12月に刊行されました。

本の帯には衝撃的な文言が。

曰く「雑用こそ人生の突破口だ。」と。

世界の三國と言われ、2015年フランス共和国レジオン・ドヌール勲章を受章している日本で有数の料理人が、「雑用こそ」と言う。

いったいどういうことなのでしょう?

 

7人兄弟の三男として生まれた三國氏は、家の家計を助けるために中学卒業と同時に米屋で働きはじめ、夜間で調理師学校に通ったそうです。

16歳の時にまかないで食べたハンバーグに感動し、料理人となることを決意。

「ハンバーグと言えば札幌グランドホテル」と聞き、同ホテルで開催されたテーブルマナー講習に参加し、そこで料理課長の青木保憲氏に出会い、働きたいと申し出ますが、当時のグランドホテルでは中卒では働く事を認めておらず、なんでもやりますからと皆が嫌がる洗い物や鍋磨きを率先してやって、見習いとして認めてもらったそうです。

後年青木氏に、「なぜルールに反して三国さんを見習いとして雇ったのか?」との問いかけに、「彼の飢えた目がとても印象に残った。」と話したそうです。

料理人として常に上を目指して貪欲な、三國氏のその後の半生を言い表しているような言葉です。

彼はその後も更に上の東京帝国ホテルを目指し、札幌グランドホテル総料理長の斉藤慶一氏に紹介状を書いてもらい、帝国ホテルへ就職します。

札幌でそれなりの料理人となっていても、帝国ホテルではただの見習いの様なもの。

それでも三國氏は腐ることなく、必死で鍋を磨き続けたそうです。

それを見ていたのかどうかは定かではありませんが、料理もさせてもらえなかった三國氏を、帝国ホテルの村上信夫料理長は、スイスジュネーヴの日本大使館の料理長に推薦するのです。

理解を遥かに超えていますよね。

その初の任務で三國氏は、大使に頼まれて晩餐会を催すことになるのですが、本格的なフルコースなど作ったこともなかったそうで、大使館近くのレストランに頼み込んで、何度も料理を習いに通ったそうです。

普通の料理人の常識では考えられない行動。

その後多くの三ツ星レストランで修業を重ね、1982年に帰国。

1985年、東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開業し、オーナーシェフとなり現在に至ります。

さて締めくくりとなりますが、

三國氏は自らお客の予約が絶えないこの人気店「オテル・ドゥ・ミクニ」を、今日12月28日に閉じることにしたそうです。

三國氏曰く、

「28日で37年の営業を終えますが、いったんは更地にして、再来年の秋くらいをめどに、8席くらいの小さなレストランを開くんです。その頃の僕はちょうど70歳。心機一転ということで、80歳まで料理をしていこうとね」

更に、

「1度ゼロの状態までにしないと、甘えが出てしまうと思ったんです。」

次元は全く違いますが、今年多くのものを捨てなくてはならなかった私にとって、この言葉は明年の飛躍に向けて良い刺激となりました。

皆様にとっても明年が、今年より更に更に大きな躍進の歳となります事をお祈りいたします

良いお年をお迎えください。

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井 正則(さくらい まさのり)

20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。

30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。

6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。

50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。

2020年12月に60歳で職場を定年退職。

2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。

その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。

現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。

 

雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得

 

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