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【おふくろの味】キャリアチェンジサロン事務局通信vol.31

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こんにちは。

事務局の櫻井正則が担当します、第31回目の事務局通信。

最後までご一読頂ければ幸いです。

※事務局通信は、キャリアチェンジサロンのセミナーやメールプログラムにお申込みいただいた方にキャリア関連のことやキャリアチェンジサロンの様子についてお送りしております。

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おふくろの味

 

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唐突ですが、皆さんの「おふくろの味」 ってなんですか?

多分その様に聞かれたら、十人十色それぞれに違った料理をあげると思います。

 

「カレー。」

「ハンバーグ。」

「お味噌汁。」

 

違った料理をあげるけれど、そのどれもが子供の頃に母親が良く作ってくれた料理になると思います。

また、それぞれの生まれ故郷に因んだ料理も忘れられない「おふくろの味」となっていると思います。

 

さて東京生まれの東京育ちの筆者は、実はこの「おふくろの味は?」と聞かれても答えが出てこないのです。

私の母は89歳の今も元気いっぱいに友達と飛び回っている人なので、当然子供の頃の料理の記憶がないわけではないのですが、「おふくろの味」を答えられない理由があるのです。

 

私が生まれたのは昭和30年代。

戦争が終わってまだ10数年しか経っていない頃です。

 

この事務局通信をお読みの方には、想像もつかない時代かも知れませんね。

 

世の中は高度経済成長期、オリンピック景気に沸き立つ時代背景の中で、多くの人が新しい暮らし方を求め、「三種の神器」という言葉やテレビの普及、新幹線の開通など、経済を底上げする出来事が次から次へと起こって いた時代でした。

 

我が家もご多分に漏れずに団地への引っ越しがあったりして、父も母も共働きで稼いで、少しでもこの景気に乗ろうとばかりに懸命に働いていました。

 

その様な中で私と弟の二人は、小学校が終わって帰っても共働きで親が家にいないために、いつも家の鍵を持っている「鍵っ子」という当時流行りの(笑)境遇だったのです。

 

そうなりますと必然的に弟に夕飯を作るのは長男であった 私の仕事で、母が夕飯のおかず用に置いて行ったお金で、弟と団地のはずれにある肉屋さんにコロッケなどを買いに行き、ご飯を炊いて弟と夕飯を食べるという日常が、小学校3年位から6年生になる頃まで続いたと記憶しています。

 

つまり、「おふくろの味」が形成される期間は兄である私の味が弟にとっては「おふくろの味」となり、もっと厳密に言えばおかずは肉屋のものであったので、「肉屋の味」(笑)と言えると思います。

 

「おふくろの味は?」と聞かれて答えられない私ではありますが、いま大人になり、子供を育てる時期になってその頃のことを思い返してみると、よくぞまぁ~最終的には3人の子供(後から弟が1人産まれて)を、成人まで育て上げたなぁ~と感嘆せざるを得ません。

 

1人の子供でさえ、食事だ、洗濯だ、教育費だ、習い事だとひ~ひ~言っているのに、3人も育て上げ、特に私などは相当偏屈な人間だったわけですから、想像もつかない苦労があったことだろうと推察します。

 

にもかかわらず、そんな苦労を顔にも出さず自由に、自分の思いのままに生きていた母。

 

今も全く変わらずに自分のしたい事を、元気一杯にやっている姿を見ていると、この人の人生は正に自らの思いのままに生きているなぁ~と羨ましさすら感じます。

 

自分が思っていることの何分の一も出来ていない自分の生き方と比較すると、母はきっと死ぬ時はすこぶる自分に満足して、後悔なく目を閉じることが出来るだろうなと、そう思 われてなりません。

 

私は果たして目を閉じるときに、「ああー思い通りに生きてこれた。」と思えるかどうか……。

 

「おふくろの味は?」と問われたらそれは料理の味だけでなく、母の生き方そのものが私にとっての「おふくろの味」なのかも知れません。

 

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キャリアチェンジサロン運営事務局

櫻井 正則(さくらい まさのり)

20代から演劇の作・演出家として何十本もの創作劇を上演。

30歳の時に、精神障がい者の社会復帰施設での彼らとの出会いから、こんな世界があるのかと目覚め、以後その道に進み、仕事の傍ら10年間東京都での「心の健康フェスティバル」総合演出を担当。

6年間地域のエッセンシャルワーカーの若手の繋がりを主催。

50歳で精神障がい者に特化のe-ラーニングを事業としたNPO法人「Leaves of Grass」を立ち上げる。

2020年12月に60歳で職場を定年退職。

2021年2月にITアプリを導入してメンタルヘルスケアを支援する一般社団法人「リプラボ」を立ち上げる。

その他に狛江市のNPO法人「狛江さつき会」の理事も兼務。

現在調布の自宅と埼玉県小川町の事務所を行ったり来たりの生活で、小川町では日本ミツバチのチーズケーキ販売の事業を展開すると同時に、障がい者の方に活版印刷を教えて、ユネスコ無形文化遺産の和紙で名刺づくりを始めている。

 

雇用環境整備士資格(Ⅱ種)取得

 

■NPO法人Leavess of Grass

法人URL:%url5%(http://lognet.jp/)

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